明治の名建築で重要文化財である旧日本銀行京都支店だそうです。内部改装中でした。
三条近辺は、明治の歴史的建築物が結構残っているエリアなんですね。
さて、Cnaletto ですが、ベニスに生まれ、ベニスで死に、ベニスを題材に多くの風景画を制作した素晴らしい画家です。
実際見ると、建築物の描写が細かく、丁寧。
描かれた人物も一人一人生き生きとしていて、手抜きがありません。
すごいな、と思いました。
イギリスの貴族が子息の教養のため世界各地を旅させる「グランド・ツアー」というのが流行していたそうです。彼らは彼の地の思い出に景観画を買って帰る、というのが楽しみの一つだったらしく、現代の絵葉書、風景写真のような扱いだったんでしょうね。
そういった、都市や名所を精密に描いた景観画を「ヴェドゥータ」と言うらしいです。
あくまで、美しい思い出のためのものなので、厳しい現実や暗い夜、都市の汚点などは描かれません。
そいったところが、ヴェドゥータが広くあるいは後世にも愛されるところなんでしょう。
Cnaletto の描くヴェドゥータはそう言う意味で、気持ちが晴れやかになります。
彼は景観をそのまま描くのではなく、視点を変えたり、少し湾曲したり、現実には見えない角度で建物を配置したりと、より劇的に見えるよう構図に工夫を凝らしていたようです。
見えてる風景ではなく、見たい風景、そういうところも魅力ですね。
カメラ・オブスキュラを活用したのでは、と言われています。展覧会場で実際のカメラ・オブスキュラでの投影を見ることができましたが、ぼんやりしすぎていて、想像したのと随分違いました。
ある程度は参考になるでしょうが、やはり素描力があってのものだと思いました。
ベニスの景観がメインで、しかもベニスは現代も同じ景観が保存されているので、まあまあベニスについても詳しくなりました。
水の都、浅瀬の上に杭で作られた水上都市、中央の大運河と張り巡らされた水路、サン・マルコ広場やレガッタ。イタリアの北東の方に位置することも知りました。多分行くことはないと思いますが。
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20250215-0413/








