妙心寺自体は一回行ったことがありますが、かなり広大な敷地という印象です。
室町、桃山、江戸時代の所蔵品が中心でなかなか見応えがありました。
狩野元信、狩野山楽、狩野三雪といった狩野派絵師、長谷川等伯、海北友松らの屏風、襖絵が所蔵されていて、改めてすごいなと思います。
もちろん禅宗美術として白隠らの独創的な絵画や書画も紹介されています。
特に感心したのは狩野元信の絵です。その筆遣いが絶妙で、「うまいなー」とうなってしまいます。
狩野元信は足利将軍に仕えた絵師で、狩野派の祖 狩野正信の子、狩野派の2代目です。
水墨画法を基礎とし、大和絵系の土佐派の様式を取り入れ、書院造建築の装飾にふさわしい日本的な障壁画様式を確立した、狩野派の大成者と言われている人です。
後の戦国時代や江戸時代の狩野派の豪快な感じは受けません。
展示されていた「瀟湘八景図」は、中国の景勝地として有名な、湖南省洞庭湖付近の景観を描く絵で、鎌倉以降の古典的風景画です。
岩や草木、人物、家、山の遠景など、どれも画一的な表現ではないものの、全体として調和を感じます。
この他も狩野山楽の「龍虎図屏風」なども迫力満点です。豹が虎の雌として描かれているのはお愛嬌です。
https://www.osaka-art-museum.jp/special_exhibition/8303
狩野元信「瀟湘八景図」室町時代 16世紀 妙心寺 東海庵
狩野山楽「龍虎図屏風」桃山時代 17世紀 妙心寺
狩野山楽・山雪「梅花遊禽図襖」江戸時代 17世紀 天球院
海北友松「花卉図屏風」桃山時代 17世紀 妙心寺
長谷川等伯「枯木猿猴図」安土桃山-江戸時代 妙心寺 龍泉院





