20世紀美術の軌跡
市民が創った珠玉のコレクション
ドイツのケルンにある美術館のコレクション展。
複数の市民の寄贈によるコレクションだそうで、主に近代・現代の美術品が集められています。
ドイツ表現主義、新即物主義、キュビズム、ロシア・アヴァンギャルド、バウハウス、シュールレアリスム、ポップ・アート、抽象芸術、ミニマリズム.....
近現代は大きく芸術の可能性が一気に開放された時期であり、激動の時代でもありました。
Wassily Kandinsky, Paul Klee, André Derain, Maurice de Vlaminck, Amedeo Modigliani, Henri Matisse, Man Ray, Max Ernst, Jackson Pollock, Roy Lichtenstein, Jasper Johns, Andy Warhol, Robert Rauschenberg などのスターたちの作品が展示されています。
中でも Pablo Picasso のコレクションは世界でも有数の数を誇っているそうで、今回の展覧会でも多く展示されていました。
このコレクションの中で僕が一番惹かれたのはポップ・アートのいくつかの作品です。
Jasper Johns の "0-9" はポップ・アートが注目される1960年代より前の作品、抽象度と色彩感覚が抜群です。数字を順番に並べただけ、という意味のなさがポップ・アートの精神を表しているように思います。
Robert Rauschenberg "Tree Frog" はコラージュとペンキ・ペインティングの複合技。抽象性が高い中で高度に装飾性を保っています。
この2作品を知れただけでも行った甲斐がありました。
Kazimir Malevich "Supremus No. 38"
Andy Warhol "Two Elvis"
Jasper Johns "0‒9"
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